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魚の感覚を知ろう 釣に使われるエサは、ハリの種類に負けず劣らず千差万別である。エサの選択を誤ったために「隣は釣れても自分は一尾も釣れなっかた」などということもある。そこで、魚を誘う食べやすいエサの研究が必要となる。 実験によると、魚はかなり近視で、人間の5分の1程度の視力だといわれる。それでいて落ちてくるエサには敏感である。これが釣エサを工夫する一つのポイントにもなる。 色彩感覚も鋭く、赤、黄、青、紫などの色別もでき、魚によっては色の好ききらいがあり、色によってさまざまな反応を示すといわれている。 また、味覚の点でも、甘い、辛いなどの判別がつき、これは人間以上の感覚だという。特に甘味の判別は、人間の80倍近い感覚をもっているといわれる。さらに、においも判別するため、サナギ粉などのまきエサを使って釣果をあげることもできるわけである。 これら色彩、味覚、臭覚などは、魚の種類によってそれぞれ差があるが、とにかく、こうした感覚があることをみのがしてはならない。 ところ変われば、エサ変わる おなじ魚でも、その魚の住む環境によって、エサの種類に差が出ることがある。これは、その魚のすむ川や海にはまったくないエサがあるからである。釣場へ行ってみたら、仕掛は共通していたが、エサはまったく違っていた、ということはしばしば経験することである。 未知の釣場に出かけるときは、一応エサは用意していっても、その土地の釣人はどんなエサで釣っているのか、まず知ることが大切である。 これとは逆に、釣場にはまったくないエサでも、万能ぶりを発揮することもあるようだ。ところによってはスイカでしか釣れないクロダイ、食パンのミミでしか釣れないウグイもいるようである。 ともかく、魚の食生活は、小さな魚を追っている回遊性の中層魚、一定の場所に住みついてえさをねらう魚、あるいは、植物性のエサを好む魚など、さまざまである。より釣れるエサの研究は、いわばこれらの魚とのかけひきであるといえよう。
海釣のエサ エサを魚類、甲殻類、環虫類、昆虫類に分類すると、このうちの昆虫類を除いたものがふつう海釣りに使われる。 魚類には、ヒコイワシをはじめ、シラス、サンマ、アジ、イカなどがあげられよう。 甲殻類では、クルマエビ、シバエビ、ボサエビ、モエビ、シャコ、カニ、エビカニなどがある。釣物によってエビの種類も変わるが、海釣りでは、エビは万能のエサといえるだろう。 環虫類では、イワイソメ(大阪ではマムシ)、フクロイソメ(阪神ではイチヨセ)、砂イソメ、アカムシ、ゴカイ、ジャリメ、青イソメといったものが海釣りに使われる。ミミズ、ボッタも川釣りのエサだが、この部類にはいる。 そのほか、トローリングや投げ釣りに使われるギジもある。これは、ハリに魚の皮、鳥の羽根、毛や獣骨などを巧みに配合して作りあげられるが、釣場により、釣物により、それぞれみごとな工夫がなされている。 川釣のエサ 川釣りのエサは、動物性、植物性の二つに区別される。動物性は、環虫類のミミズ(東京ではキジ、大阪ではナマエ)、ボッタ、昆虫類のアカムシ、サシ(阪神ではサバ虫)、ブドウ虫、チャシ虫、黄虫、玉虫などがあげられる。 植物性のエサには、サツマイモ、ジャガイモ、ウドン、ウドン粉などがある。 また、渓流釣りでは、川の瀬の石に付着しているか川虫が使われる。クロカワ虫、チョロ虫、ピンチョロ虫などと関東では呼んでいるものである。渓流のエサは、こうしたもののほかに、魚介類であるイクラ、カジカの卵、クモ、アカトンボ、イナゴ、コオロギ、バッタまでも使われている。また、最近では広く人気のあつめてきたスプーンやプラグといったルアー、フライキャスティングの毛バリなどがある。 |
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